イタリアからのてがみ
今日の作業!
2007.6.24
残っていた、ぶどうの下草を刈りました。本来乾燥がはじまる前にしないといけないことなのですが、今年は少し遅れました。ごらんのように下草はかなり伸びてしまっていましたが、最後には、自分の思ったいたとうりの状態になりました。気温はついに38度を過ぎています。今年の夏は、40度を超える日が何日あるか?とみんなで語っています。
ご存じのとおり、この町はフローフード発祥の地としての誇りがあって、ビニールハウスのないことは、もうすでにご存じでしょうが、もちろん農薬も使用しません。
葡萄の木の根には、同じところからいばらと何かしらない雑草にしては、固い木がぶどうと同じ根本に生えます。それを、小さいうちに切るのですが、毎回同じところに出るのです。その切った切り口に少しの薬を付けると根の下まで枯れる農薬が日本にはありますが、使いません。
なぜかというと、この地域では、使っていないからなのです。本来ぶどうという木は強い木なので、いばらやそのほかの木に負けるようでは、良質のぶどうが出来ないといわれています。そのため、この地域のワインは、非常に少ないSO2の添加で出荷出来るのです。
でもそのため手はかかるのです。
連日のこの作業とプールの掃除で、どうやら、黒人のようになりました。皮膚癌を気にしないといかない歳なのに!
でも、汗をかきながらの作業を終えると、みばえの良い畑になりました。もうこの時期を過ぎると乾燥が激しくなるので、ぶどうの下草は刈れなくなるのです。
ちなみに今のぶどうの姿は、こんなものです。ぶどう自身、自分が赤なのか白なのかもわかっていません。でも奇麗でしょう?