イタリアからのてがみ
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今どきの年中行事
2007.9. 3
イタリアの中部より北の家々には、Caminoと言いますが、家の中に暖炉と、家の外にFornoと呼ばれるPizzaや肉、魚などを焼く釜があります。もう季節は、秋でして、そろそろ釜の準備が始まります。燃すための木の確保や、エントツの掃除です。とくに暖炉(Camino)は、一年に一度は、煙突に着いたすすの掃除をしないといけないのです。
屋根に上って、たわしの大きいようなものでこすってすすを落とし、下でビニールシートでそのすすを取るという作業です。ここIl Riposinoには、三つの暖炉があるので、たいへんな作業です。
ところが、昨日外からもどると、家の中に鳩が入っていました。どこから進入したのかと暖炉をみると、たくさんのすすが落ちていました。サンタクロース以外にも、煙突から入る者があったのです。もちろんすぐその鳩を追い出して、また別の用事があったので、再度外出してもどると今度はべつの鳩が、入っていて、今度も多くのすすを落としていました。大きな暖炉の大きな煙突なので、巣を作るほどではないにしろ、心配でしたので燃してみると、すすの掃除を終えたときと同じように、よく燃えるのです。どうやら一番大きな暖炉のすす掃除は、二羽のはとが、それをおこなってくれたようです。 Grazie Mille Sig, Piccione!