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2007年オリーブの収穫!

2007.10.28

 今年は少し早めに寒さがきているようです。通常では、もう少しおそいのですが、今年は、収穫をはじめました。オリーブの収穫は見ていると面白そうなのですが、けっこうたいへんな作業です。まず、雨が多い時期なので、晴れ間を待って収穫をします。また地面が濡れているとだめなので、たいてい午後からの収穫です。しかもそろそろ、夜明けが遅く、日が沈むのも早くなってきたので、時間との戦いでもあります。その上ここでは手摘みをしているので、時間がかかります。下がぬかるんできているので、そして粘土層なので、足元が泥んこで動きづらいし、高いところは、木の階段を使うのです。そこからよく落ちて死んじゃった!という事件も起こるほど危険な作業でもあるのです。
 
 ところでこのUmbria州のオリーブの定評は高く、あまりオリーブオイルが美味しいのでRomaの人がその木をもっていって、Romaで植え、収穫をしたら、全く美味しくないオリーブになった。という話があります。この地域の土、光、風が作り上げた絶品の商品になるので、この地方の人たちは、スペイン、アフリカ、ギリシアまた多くのヨーロッパ各地、イタリア各地から出来たオリーブオイルをばかにしています。

 収穫をしたらすぐにMulinoという油ひき工場に行きますが、なんとこの辺では、まだ石臼を使っています。動力がロバから電気に変わっただけで、全く2500年前と同じ方法でオリーブオイルを作っているのです。 カイサルやテベリウス、アウグストスたちも、この最初に出来たオリーブオイルに舌鼓をうったことと思うと少し感激です。

そのオリーブを作る方法については、次回、収穫で手が震えていなければ、そして元気があったら、お知らせします。

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