イタリアからのてがみ
ホームイタリアからのてがみぶどうの涙!3月のぶどう
ぶどうの涙!3月のぶどう
2008.3.10
2月いっぱいにくもの巣のように生えてきたつるを、大体一本から4本くらいにして、まあ、はげ状態にしていましたが、今月いっぱいには、その残した1本から4本のつるを、8月の収穫のときに取りやすい位置まで、矯正して、横に張った針金に留める作業をします。
昨年、この作業が遅れたので、今年は、少し早めにこの作業を始めました。そして針金に固定して、つるの芽の出そうなところの先1cmほどではさみを入れます。そうすると画像がわかりますか?ぶどうが泣くのです!こんなこと知らないでしょう?
どうして?私は、片田舎の百姓ですから、あまり理詰めにものを考える性質でないので、またそれにまさかぶどうを作るとも思っていなかったので、ぶどう作りの知識がないので、近くの人たちに聞いたところ、この針金に留める作業のタイミングが早すぎたり、遅すぎたりするとぶどうが泣くのだそうです。そういえば昨年のこの作業は非常に遅かったのですが、みんな泣いていました!今年は早すぎたようで泣かれたみたいです。
少し理詰めで考えると、水はけのよいことろのぶどうは泣かないで、そうでないところは泣くのだと思うのですが。