イタリアからのてがみ

となりの百姓

2008.7.25

こんな言葉知っていますか?
 母親から教えてもらった言葉だと思うのですが、百姓は、となりの人のやったことをまねておなじくらいのときに、おなじことをすれば良いので、スタートの時期を争うこともなければ、遅れたと言っても病むことはなく、ただとなりをまねれば、良い。収穫に大きな差はない。つまり、「焦るな!」という意味なのだそうです。
 生まてこのかたそんなに焦ったことがないほうだと思うのですが、(多分、今が一番焦っている気がしますが?)ひまわりを見るたびに、となりの百姓という言葉を思い出します。なぜかと言うと、ひまわりは、6月の末から、7月末までの間、盛りを迎えます。となり同士の畑でも、植えた時期によって、植えたばかりの畑と、盛りのときと、収穫の様子を同じ場所でで見ることが出来るからなのです。まあたしかに早く植えようが、おそく植えようが、収穫量は、変わらないと思えます。
 ところでこのひまわり何に使うか知っていますよね?油ですよ!よく魚をフライにするのに使います。ここIl Riposinoでは、もちろん贅沢にオリーブオイルで揚げますが。

 世界中で私だけだと思うのですが、ひまわりを見ると、「焦るなよ!」と言われている気がするのです。
焦っている人!ひまわりを見てください。ないですよね?日本には。じゃあ焦って下さい。私も焦ります。


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