イタリアからのてがみ

2月のぶどう

2009.2.11

 Potaturaと言います。(ポタツーラ)くもの巣のように伸びてしまったつるを、秋に重くなったぶどうが耐えられそうなつるを選ぶ作業で、木と問答をしながら、切って行くのです。この月までに、この作業を終えていないと、来月のレガーレ(Legare)という針金に留める作業につながらないので重要な仕事です。
 この切り取った、蔓で焼いた羊の肉は、美味とされています。しかしいささか疲れました。筋肉痛です。大体ぶどうは、水はけの良い坂に植えてあるので、高いところから作業して下まで行くと、帰りは上がってくるので、また一苦労です。
私は、小学生のころから忘れ物の王様みたいに言われていて、今でもそうで、作業をはじめようと思ったら、はさみを持ってなかったり、作業するぶどうに行く途中で電話が入って、そのはさみをぶどうに掛けて忘れたりで、作業まで入るのに、まず時間がかるのです。
まあともかく、イタリアもそろそろ、地面がああたまってきたようで、春をみんなが待っています。私の健忘症は、春になっても、健在でしょうが。認知症(こんな字ですか?)かな?

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