イタリアからのてがみ
09年6月20日のOrvieto
2009.6.20
もう強烈な乾燥が始まっています。全ての植物と動物が長いこの乾燥に50日ほど耐える日々が続くのです。我慢我慢の日々です。もちろん梅雨に比べれば?という発想はないので、連日35度Cを超える日々には、夏大好き人間の私も、辟易するのです。もう絶対に、シエスタしないと体が持たなくなっています。プールを開けました。また虫達も生きるための戦いをしていますが、私は、うっかりSiepeを切っていて、(Siepeは辞書を見たら、生垣と出ていました。ヒイラギとAlloroローリエの木がかなり多くの部分で生垣としてあるのです。)うっかり蜂の仲間達の領域を犯したみたいで、攻撃を受けて、耳に刺され、耳がダンボになってします。
その後もいくつかの巣を見つけて、みなプールの近くなので、まずいと思って、USL(まあ保健所でしょうか?)に連絡をしたら、「行ってられない。でもプロシウートのハエよけの袋を買ってきて、朝、蜂の動きの鈍いときに、その袋をかぶせて蜂専用の殺虫剤を使えばいい!」という返事なのです。しかし、蜂に刺された記憶の新しい私としては、本気でいやだったのですが、やる人もいないので、男まことさん男気で蜂に挑戦して、何とか、やっつけました。
ぶどうは、もっとも乾燥に強い植物ですので、でも画像のとおりでもっとも木の力を感じれる時です。
オリーブはまだまだです。あまりに小さくて画像にも出来ないくらいのものです。
こう熱くなるとニッポンでは考えられない生活習慣を伝えます。まず気温はますます上昇して40度を超える日もでてきます。それでもエアコンの普及がされていません。時にはレストランでもエアコンがありません。朝は爽やかです。気温も低く15度くらいでしょうか?その爽やかな風を部屋の中に入れるのは、9時ごろまでにします。その後は全部ペルシアーニ(外向きのルーバーです。)を閉めて全部のドアを閉めきっておくのです。だから暗いのです。でもそうすると外から入ってくると涼しいのです。壁の厚さと石造りだからでしょうか?しっかりシエスタが出来るのです。アジアの生活でエアコンのない夏を想像できないことでしょう?信じることが出来ないと思いますが、快適なのです。40度を超えたときでも木の下で居眠りが出来るのですから。
まあ湿度がないだけですが。
でも熱い!ありが倒れるぐらいです。大げさに!と皆が言いますが、本当に熱いですよ!
村の人達の話では、今年は殺人的な暑さになると言っています。
ベルルスコーニの話?Orvieto市長の話?
やめます。