イタリアからのてがみ
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一つの試み(Orvietoで)
2010.6.27
上の畑のぶどうが、35年ほど経ったと言われていたので、ほぼ全部撤去したのが、一年ほど前でしたが、元気のよさそうな5本を、全く強制しない状態で、どんな風に、ぶどうが育って行くかを試みています。
もちろん、強制的に、ぶどうのとりやすいところに、実を付けさせる方法は、木も大きく育たないし、収穫も、やりやすいし、何か病気のときも、処理しやすいことは、承知していますが、どうも効果効率を追うと、非常に大切な何かを失ってしまうのでは?というのが私の持論なので、撤去するときに、元気そうなぶどうを残して、画像のとおり、伸び放題にさせています。春のはじめは、ぶどう自身も今まで30年、強制されるのが当たり前と思っていたようで、恐る恐る茎を伸ばしていた感じでしたが、ここのところで、一気に、思い切りパワーを出しています。強制しないと、ぶどうの木も、「この木何の木」みたいに自由に、その枝を伸ばして行くことを知ったのです。
そして、見えますか?しっかり実をつけています。これは、どうやら、Trebbianoというぶどうのようです。特徴の房の真ん中に黒い点があります。
で、オリーブは今どんな状態か?というと、こんな感じです。まだあまりにも小さいものですが、しっかり、成長してゆくことを祈っています。天候が今一つ?という感じでして、今怖いのが、ひょうです。
そんなわけで、会話の多くが、天候のことです。
ワールドカップ? 新聞には、いきなりVergognaと書かれてあります。イタリア人にとっては、決勝トーナメントに進まないことが、(はじ)と。