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山菜の王様 Orvieto
2011.4.13
毎年、わらびの時期が来るとわらびとりに出かけます。出かけると言っても、ちょっと歩けば、たくさんあるのです。わらびのつけものを、業としてやっている友人に「取りに来いよ!」と言ったら、「中国では、山一面がわらびなんだ!」という返事を聞いて、「じゃあ来ないで!」と言って、今では、イタリア中のわらびは、自分のものだと思っているのです。
ところで、そろそろわらびの時期かと思い車を走らせましたが、まだ早かったようです。ところがふと見ると、たらの芽が、それこそいたるところにあるのです。うれしくなって、10分ほどで、この収穫でした。
このたらの芽は、何と言ってもてんぷらでしょうから、いやというほど食べましたが、やはり苦さがあるのですね?みずにさして、フライにするところをとってもまたでてくるのです。野に生えているものは、三回同じところをとると、木が死ぬと言われています。(日本からの情報)
イタリア人はすぐ声をかけてくるのですが、「何しているの?」と聞かれて、「山菜とっている」と、答えると、「それ食べれないよ!」と、わらびと同じ言い方でした。
その瞬間、イタリア中のたらの芽は、わらびとともに、私のものになりました。
味?もちろん、オリーブオイルでのフライですから、最高でした。
そして、もうすぐ、わらびも出てきます。山菜には、不自由しない時期なのです。
帰ってくると、何と、ここIl Riposinoの中にも、あるのに気づいたのです。