イタリアからのてがみ
Orvietoここは雪国
2012.2.12
この冬二度目の寒波は、厳しいものです。Orvietoでも50cmの積雪ですが、シチリアでも雪とか。
私は、自分でも自分をよくやると思うことが、一年に何回かありますが、今日もそうで、Pescaraの手前のPretoroという町に出かけました。
案の定、思いのほかの雪でしたが、吹雪の中、1994年のAudi A8 Quatroは、私の考えどうり、私と私の求める物を運んでくれました。仕事を主人と思う私にとっては、この雪で、この身は滅んでも殉死だ!望むところだ!と思うほどの一日でした。気温も低く、何度か車が亀状態になりつつも、死んじゃうとトランクに積んだ荷物がなくなっちゃうと大変と思って、心にサロメチールをはり、目頭に歯磨き粉を着け、やりきりました。
大体において、ここから東のアドリア海に向かっては、イタリアの背骨のこぶにあたるグランサッソという氷河のある山を超えるわけです。これがそのグランサッソの画像です。行く時に撮ったものです。良い天気でした。
Pretoroは、80cmほどの雪でしたが、でも何とか品物を受け取って、気を許したのがいけなかった。飯を食ったのです。日本のようにラーメン一杯というわけにもいかないで、時間を使ってしまいました。帰路は、塩化カリウム撒くのも、追いつかないほどの雪で、必死の走行でした。5kgくらいやせたのでは?と思うほどでした。
車は、亀になったときすこしの損傷がありますが、始めてけんかして、顔に出来た青あざを誇るような、気持ちです。
相変わらず、バカですね?1994年製のAudiのお腹の部品が調達できるか?と考えないといけないのに。
帰ると、OrvietoのIl Riposinoの真ん中の入り口もこんな状態でした。
Orvietoは、というかイタリアは、いま、雪国です。