イタリアからのてがみ
Civita 消えゆく町
2012.7.13
15年ほど前に、RitaとブライアンというカップルがOrvietoにいました。今もいますが、カップルではなくなったみたい。で過去形です。その彼らが、異口同音に、「いい町があるぜ!車も入ってこないし、エトルリアだし!」みたいなことを言われ、自然派の彼らの影響でCivitaに行ってみたのが、最初でした。
その後、たまたま個人の旅のライターの人が来た時に案内をしてから、それが日本の人に受けたのでしょうか?最近では、JALPacとかJTBとかというフロントガラスにつけた大型のバスが、うちの前を通ります。
今や、ここで結婚の披露をする人もいるとか?良いことと思っています。
一時、日本で、デイスカヴァーJapanというキャンペーンをしていましたが、私は、これがデイスカヴァーイタリアです。という表現をしていました。
最近、日本のドラマで使われたとか?
しかし、ここCivita Di Bagnoreggioは、イタリアを代表する映画監督のフェデリコ・フェリーニの「道」という映画であのジャルソミーナが綱渡りをしたところであるし、その曲でフイギアの高橋君が二番か三番かになったものだし、10年ほど前に封切されたオーストラリアの「リトルイタリーの恋」「Brother」という映画で、遠く離れたイタリアの花嫁さんの住んでいた町として使われた場所であること、知っていますか?またエトルリアの文化の研究のために、毎年、アメリカのどこかの大学のゼミが合宿をしているところでもあります。
イタリア人の多くが、あそこへ行ったら、マリアを見なければ!と言っていますが?上って下って行くと、猫がたわむれて、いるところにエトルリアの祠があります。でもエトルリアは、キリスト以前!何故、マリアがいる?と私は、思うのです。
イタリアでは、この町を、消えゆく町みたいな表現していますが、そこは、ミーハーの日本人、もうしばらくすると、誰も訪れることのない、本当にに消えゆくまちになってしまうかも?
でもしばらくは、多くの日本の方々の好む町になることでしょう。
ここは、Lazio州Vitervo県でしょう。 CivitaはCittaの古語で、Cityです。