イタリアからのてがみ
雨です。Orvieto
2014.2.11
今朝の天気予報では、すべての州で雨。アフリカからのシロッコが吹いて、温度高い。というものでした。イタリア人の朝、開口一番のあいさつは、天候のことが多いのです。「雨が降っている。」とか「太陽が出ている。」イタリアに来て間もないころは、何言っているんだこの人たちは。と思っていたのですが、今は、私も朝、Barに行って、初めての言葉は、「雨だ!」になっています。
この激しい雨の中、今日も私はスーパーマンをしてしまいました。Romaを経て、Pretoroまでの片道350kmつまりアドリア海までのイタリア横断をしたわけです。
グランサッソという氷河のある山を越えてゆくのですが、ほぼ雨でした。予報では、Pescaraでは、少し太陽でる。みたいなものでしたが、Pretoroへ着くと、このMaiella国立公園の中の町は、少し顔を見せてくれました。
この中腹からの湧水で、うちのPastaは出来ているのです。
製造しているの見ますか?
戻ってきて、銀行二行まわって、(午後、銀行は、一時間しかやっていません。)設備の不具合を治して、デスクにつくと、ふと、朝7時に小さなコルネットとカプチーノを飲んだだけで、何も口にしていないことに気づきました。また、何でPCが点かない??と思うと、電気がきていないのです。周りも真っ暗。つまり停電なのです。街頭はないし、周りのうちが見えないので、車で出ると、Enel(日本の東電です。)の社員がたくさんいて、何かを修理中、聞くと、「まだだよ!」との返事。どこかの線が切れたのでしょう。こうなると、電源は原発でもなんでもいいから、電気が欲しくなります。スーパーにも行けなかったのですが、でも、何とか食事を済ませ、今日は、永遠の0を読み上げました。