イタリアからのてがみ
Romaに行ってました。
2014.3. 3
少し時間があったので、Termini駅のそばの、アジア人スーパーというのか、韓国スーパーというのかわかりませんが、行って、大根と白菜と卓上コンロのガスを買ってきました。
こうなると鍋しかないでしょう?でも、すき焼にするか?と思ったのですが、薄い肉がない!でもふと考えて!?え?もうわかりますか?そうです。カルパッチョ用の肉があるのですね!この国には!
生活の知恵?私の知恵?
これを買ってみたのです。
Firenzeからお客様も来ていたので、割下など簡単に作れますが、たまたま、よく行くスーパーにおいしそうなねぎがあったので、熟慮後、(まあそれほどでもないのですが)、だしでしゃぶしゃぶといきました。
ねぎの産地というと、深谷か下仁田でしょうが、私がここOrvietoで見つけたそれは、顔も太さも、下仁田ネギです。もともと子供のころ、こんなまずいもの(つまりねぎのことですが。)よく大人の人が「うまい!」と言っているけど、うそだ!と確信していたのです。うど、みょうが、たらのめ、にんじんなどもそうだったのですが、その中でもねぎは、絶対にまずい!「大人は嘘ついている!」と確信していたのです。ここOrvietoは、日本の野菜や食品がない環境だからではないのですが、今、あれほど嫌いだったねぎを「うまい!」と感じるようになったのです。年齢なのでしょうか?ねぎを甘い!と感じるようになったのです。大人はうそつきばかりでないこともやっと今になって、知ったのです。
ともかく、Firenzeから来た素敵な青年と素敵な会話、おまけに、ねぎ、白菜、カルパッチョ用の肉で、しゃぶしゃぶと赤の良いワインで素敵な夕食をすませました。
いやあ!日本の食が、世界遺産になるのは、当然!と感じたのです。すしだけですか?
ともかく、食べるために生きていると感じた瞬間でした。