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Potaturaが終わって!(オリーブの木の剪定)Orvieto

2016.4.20


 久々にRobertoに頼んで、被写体になりました。やっと200本に及ぶ、オリーブの木の剪定を終えました。このあと、ご覧のように、風のない日を選んで、切った枝をこうして燃すのです。この地域でこの時期、風のない日には、白い煙の出ているのは、このPotaturaという作業をしていることの証です。

 斜面になっているぶどうの畑の端で燃したので、昨年11月に、90本ほど植えたサンジョベーゼの苗がどうなっているか?見たら、順調に育っていました。水が足らない気がしますが。

 かわゆいでしょう?もうこれも剪定して、一本にしてゆくのです。

 オリーブの剪定をすると、見た目のオリーブは、ちょうど、毛を刈られた羊のように、少しさみしく、木としての存在感がなくなります。しかし、剪定の中で、面白いのは、鳥の巣を発見することがあったり、きつつきが穴をあけたりしているのを発見できます。だから木によっては、満身創痍になっている木もあるのです。

 こういう巣の周りは本来、もう少し切らないといけないところがあるのですが、外敵に見つかるとかわいそうなので、ほっておきます。今年は、鳥の巣が3つ、穴の空けられたオリーブが二つありました。

 着替えに家に戻ったら、Upupaのカップルが、350年のオリーブの木の周りに遊んでいました。

 Upupaわからないですよね?伊和辞典を開くとヤツガシラと出ています。飛ぶときの羽がアメリカ軍の大型のヘリコプターのようで、きれいなのです。体の色は光る茶色です。頭に特徴があって、くちばしも鋭く大地をつつきます。春と秋に来る鳥ですが、Mihaelaの言うのには、巣があるよ!と。

ずーと畑を回って、入口の雑草を切って、門をあらためて見ると、

 森林警察の言われたとおり、糸杉をカットしたら、こんなになったのです。かっこ悪い。
 森林警察呼んで、「門というのは、人間でいえば、顔だよ!」と文句言ったのですが、「ルールだ!」との答え。悔しいので、「イタリア人でルール守っているのがいるの?」とうそぶきました。

 今日は、ホウレンソウ鍋とTorgianoRossoとしましょう。これを酒とバラの日々というのでしょうか?

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