イタリアからのてがみ
今年最後のバラでしょう。Orvietoから
2016.11.19
はやり寒くなりました。それでもバラがまだ咲いています。小ぶりになって、花をひらく速度も遅くなっています。で、家の中に入れてそのバラを咲かせています。でも、もうこれが今年最後のバラになるでしょう。
春から今まで、長い間、よく咲いてくれたと思っています。
そしてもう古くなったものを今、植え替えます。雨のシーズンに入ったからです。
その他に、春に向けてここIl Riposinoでは、少しチューリップを植えておくのです。チューリップは、本来10月に球根を埋めないといけなかったのです。ところがチンギアッリとイタリア語で言いますが、イノシシがここに、くるようになって、植えたところを掘り返されるので、少し遅れて、今になりました。今年、かれら(いのしし)には、ぶどうも食べられたし、掘っても埋戻しもしてくれないので手を焼きました。でもなぜイノシシは、土を掘り返すのか?Robertoに聞いたところ「みみず」を食べるのだそうです。そういえば、ここにはたくさんみみずがいます。ミミズは鳥が食べるものだと思っていたし、もっとうまいものがあるのに!とみみずを食べたことのない私は思うのですが?
「え?」 ピアノの上の裸婦ですか?
そうなのです。Grecoです。1913年シチリア生まれのイタリアの20世紀を代表する彫刻家ですが、1962にここのDuomoの大門を治した折、Orvietoにいたようで、多くのこのような作品がここにはあります。先日100ユーロで買わないと言われたので買いました。額装が良くなく、少し額のガラスと紙の間にほこりが入っているようで少し気に入らないのですが、買いました。
「見たいですか?」
画像撮影に自信ないのですが。
ここOrvietoのDuomoのとなりにMuseoがあります。ここに彼の彫刻が30数点、デッサンが60枚ほどあります。機会があったらみてあげてください。私は、彼のToroという牡牛の彫刻が好きです。
さて、Orvieto.秋から冬に入っています。きれいに色づいた木々に葉もなくなりましたが、大地は新緑です。
シクラメンも終わりました。リスは、冬眠に入っているようで見えませんが、シカやイノシシがうろついています。
この時期、もうクリスマスの準備をどこでもしています。
ここIl Riposinoでも本当にささやかですが、玄関にこんなものを飾りました。