イタリアからのてがみ
Febbraio2月のOrvieto
2017.2.23
朝晩は、まだ0度以下になりますが昼は、そこそこ暖かくなりました。季節は、確実に春に向かっています。ここIl Riposinoの春告花(はるつげばな)は、ぼけですが、咲き始めました。黄色いすいせんも咲き始めました。Il Riposinoには、入口が三か所ありますが、一番上の出入り口にある、アーモンドの木のつぼみも大きくなりました。昨年11月に植えたチューリップも顔を出しました。
花を愛でるほどの余裕もないのですが、今日は、いつの間にか50株にもなったバラの剪定の作業をしました。同時にフンジチーデという薬を剪定後に振りかけます。これは、バラの葉のシミを防ぐためのものです。剪定をすると、あっという間に芽が伸びます。
そろそろ、オリーブも剪定の時です。来週は、その作業をしようと思っています。試験前に準備が十分にできなかったときみたいな、時間に追われる気分です。
良い天気だったので、近くのCastelviscaldoという町にいったら、飛行機をのっていました。
ここは、第一次世界大戦のときの飛行場後で、小さな飛行場があって、よくグライダーを飛ばしています。一台の飛行機が、ロープでグライダーを後ろにつけて飛んでいって、高いところから切り離します。音のしないグライダーは、快適に見えるのですが、一番高いところでは長い間逆さに飛んでいることがわかり、仲間に入ろうと思ったのですが、やめました。
お客様が帰ったので、Castelviscaldoをあとにして、Porto Santo Stefanoというところに魚を買いに行き、Orata(クロダイ)とかなり良質のするめいかを買いました。まだ冷凍宅急便のないここでは、新鮮な魚というと、港に買いに行きます。
まだちょっと寒いですね!
帰って、独学で始めたお茶をたてました。
それがここは水が硬水なので、その水を沸かしてするもので、いつも、「けっこうなお点前で!」と行かなくて、ときに千利休もこんなものか?と思うくらい上手く行くときもありますが、一定にはなりません。お茶屋さんの先輩が、硬水でもよくたつはず。と言われて、めげないでやっています。一日二回やっています。YOU Tubeから見る先生は、たった30秒で見事にできるのですが?いざ自分でやると手も痛くなるくらいにして、気も入れるのですが、いけません。もしかしたら、これも才能か?と思い、でもそこは、私のこと、懸命にやっています。先日のお客さまが「ごかぼ」を土産においていってくれたのでこれを食べる楽しみもあるからなのです。
デスクから、ふと見上げると、芝も伸びてきました。春が来ています。Orvietoです。