イタリアからのてがみ
Bruciare大地は褐色から黒に!Orvieto
2017.7.23
強烈な乾燥と皮膚に刺さるほどの光に大地は焼け黒く変化します。それをBurciareと言います。何しろほぼ4か月雨がありません。
私とヨットマンは、日々ほぼ裸で過ごしています。すべての植物と動物は、雨の到来を待っていますが、植物の多くは、自分の命を守るため、できた実を落とします。あと3週間持てば、大丈夫なのですが?
わかりますか?それでは、もう一つの画像を。
そのとなりのオリーブですが、実がなるときに水がないので枯れてしまったものです。モライオーロなのに!
ところが、乾燥に強いと言われるぶどうは、このありさまです。Orvieto Classicoです。
生命を謳歌してると思えるほど、生き生きしています。他の植物をあざ笑っているようにも見えます。
すごいものだな!と思うのです。
朝は寒く15度くらいで昼には40度近くなって、この温度差がぶどうの糖度をあげると言われています。朝、Barに行くときは、とっくりのセーターを着てゆきます。とっくりという表現は、死語だそうですが、ハイネックです。でも私一人ですが。
ときあたかも、ぶどうは、色づきの時でして、
こんな感じです。しかしそのブドウも、去年植えた若い若いサンジョベーゼは、死に直面しています。何しろ自然がすべてのこの国の農業は、憂うばかりです。
もう少し、もう少し!あと三週間!とエールを送っています。Ferragousto(8月15日)になると、雨が来て来なくても大地から水が増してきて、ブドウは、ぷくっと膨れてゆきますし、新緑になって行きます。何しろ、ヨットマンと二人、日々、天を仰いでいますが、今日も、ギラギラと地中海の強烈な日差しです。でもそのヨットマンも明日帰りますので、それからは、Home Aloneです。