講道館最高段位の安部一郎十段が９９歳でお亡くなりになりました。私は、たまたま二週間くらいの予定で日本にいたため講道館の大道場で行われた「安部十段を偲んで」の会に、花を添えに行けました。「今の俺、十段の後輩として、これで良いのか？」というような、お会いするたびに自らを忌ましめられていた気がします。もうさすがに、そんなに不遜にはなりませんが、十段にお会いして、自分を振り返る機会がなくなったことが残念です。ヨーロッパで活躍され、私のワインを何よりたのしみにしていてくれて、十段に褒められることが生き甲斐でした。講道館の津村から十段は、徳永さんの書いた文章をいつも机に掲げていたと聞き、恥ずかしながら落涙でした。その上、その赤帯を、私がいただけることになりました。非常に名誉なことと思っています。赤帯は、俺でいいのか？とも思っています。手元にくれば、画像を載せます。

これは、赤帯ではありません。

これが十段がづーと机に飾っていたという私の文です。
赤帯は、日本です。