イタリアからのてがみ
オリーブのPotatura(剪定)の時期です。そして春です。
2023.5. 1
今は、オリーブの剪定の時です。この時期大きな剪定をします。木が大きくなると、オリーブを収穫する時に不便だからです。振り返るとこの剪定を3年ほど怠りました。コロナのせいです。それでも昨年は多くの収穫がありました。3年ぶりの本格的なPotaturaなので、必死で剪定を行いました。
私は、オリーブの剪定技術はないのですが、このPotaturaけっこう大変な仕事です。Robertoが股関節痛めたので、仕方なく、助っ人を頼みました。私の10倍くらいの技術を持つ者で、残った100本あまりのオリーブを二日で仕上げました。
Potatura,は、感覚的に言えば、枝を五分の一くらいにします。枝に陽が当たるようにするためです。日本のように木をバランスよくということは考えません。枝を多く残すと、豆が小さくなるということもあります。オリーブの木は、美しいのですが、ここイタリアでのPotaturaは、あくまでもより良いオリーブを作るための剪定なのです。
そして、今は、春爛漫です。Upupa(やつがしら)も来て、夜泣き鶯が鳥のくせに、夜でも鳴いていて、いっぱいの草花に覆われます。今日もRomaからお客様がおいでになったので、朝の光の中で小さい花をテーブルに置きました。
私は、普段なんとなく、ボールペンが嫌いで、万年筆を使うので、インクの瓶が残るため、小さな花の花瓶に、インク瓶をこんな風に使いますが、こんなものを喜んでいただけることがあるのです。また丸型の小さい花瓶は、福岡の中津で高橋真梨子が歌っていたというスナックを探しに行ったときに買った瓶でして、それも今日は、添えてみました。けっこうきれいでしょう?
もうストーブもいらない?と思うのですが、私的には、寂しいので、暖炉、とストーブは、まだ使っています。
でも春でございます。5月、仕事人間の私としては、総会シーズンですね!日本。